振り返り語り その3

音楽

はじめましての方は初めまして。

違う記事から来た方はいつもありがとうございます。

qwertです。

曲について、振り返ろうと思う。3回目。

前回までの振り返りは

です。

思い出を記憶するために、書いていく。忘れてもいいように。進化なのか退化なのかを判断するため、基準点を残しておこう。

頭の中を空っぽにして、耽って書こう。考えるほど不透明になる。

まあ、どうあがいても、自分のための記事なのだ。これを知ったところで、曲の解釈のたった一つが増えるだけであり、激変するほどの劇薬ではない。

しかし、毒ではある。

ちらつく考えに、囚われるようになる。自由を奪われる。これほどの毒があるだろうか。

良薬は口に苦いが、毒も苦いのだ。

それでも、知りたい方がいれば、どうぞご勝手に。
qwertも勝手に書いておく。

⑨後の祭り

ユフの日の投稿だったので、祭囃子な曲を作りたかった。イメージしたのはZAZEN BOYSさんがカバーした”東京節”。太鼓のように低音でどんどこ鳴らすのに憧れて作っていった。また、Bメロのリズム地元の祭りで鳴らしている太鼓のリズムから持ってきた。良い感じ。
間奏の左右でギター鳴らすのもやってみたかった。
歌詞は、夕暮れで祭りが終わった後のノスタルジィと一歩踏み出さないがための後悔が混ぜ合わさったようなものを目指した。察しの通り、祭りの後と後の祭りをかけていた。

⑩ロマンス・クロニクル

雪歌ユフの誕生日、10作目ということを意識して作った。Aメロは、変だけど語感がいいものを探しているときに、浮かんだ。”不意に”と”喰いに”はさくっと出てきたが、”君に”は絞り出した思い出がある。
”クロニクル”という言葉自体は、フジファブリックのアルバムから。年代記という意味で、突然の出来事に見えても、今までの積み重ねで起こっている、それがたまたま今起こった、みたいなことを表現したかった。なんかラブコメおなじみの”曲がり角ぶつかる出会い”を想像した。
イントロのギターをシンプルコード弾き+キーボードリフは結構難産だった。サビ前や間奏のメロディは好き。
ピクトグラムな絵を初めて書いた気がする。立体感を出そうと化物的な奴に球体の線を描いた。

⑪誤解

最初のイントロリフは、「へんてこりんすぎてセンスがないかなあ」と思ったが、逆に「こんな曲は誰も生み出さない。だからこそオリジナル」と思い、思い切って作成した。キーボードのずらした音との組み合わせは、気に入っている。
歌詞は、妄想。モテる男が付き合っている人がいるにもかかわらず、他の人に目移りしているような様子を想像して書いてみた。Bメロの歌詞がお気に入り。1番は”「私のこと愛しているんでしょ?」と鬼気迫る彼女”を赤ちゃんみたいにかわいいと思える俺って余裕がある大人、2番は”言ってほしいことがあるのに『何か言うことはない?』と訊く彼女”を見て自分の子供に物事を教えている母親の姿まで想像している俺って未来見据えている、という勘違い男の心情を描いてみた。
ちなみに1枚絵の手は自分の手を写真で撮って、色合いを見ながら描いた。

⑫カイコ

最速で曲ができたが、最遅で歌詞ができなかったやつである。深夜に3時間で作った気がする。”あの頃いつもそうだって 今更になってそう思って”のフレーズまでは出てきたが、それ以降がてんでできなかった。たぶん曲は4番目くらいにできた。
出てきたフレーズから昔を懐かしむ気持ちと打破できない現状のもどかしさみたいなものを乗せたいと思いながらいて、タイトルを”懐古”と”蚕”でダブルミーニングにした。難航しながら書いた歌詞であることは、Bメロのギュウギュウ感でも分かるだろう。
”虹はほら見事に全色捻くれる”とか”夜が明けて朝が焼けて”とかよく思い付いたなあと思う。
絵は前曲が具体性のあるものだったので、抽象画にしたいなあと思いながら、ひねくれの虹と十字の雨、背景は夜で足跡がコツコツと残る感じをイメージしている。

⑬脳内らんでぶ

曲のイメージ自体は、ZAZEN BOYSさんの”泥沼”。ギターの耐久的なリフを作ってみたかった。ピッチ操作でのベースの入りが初登場だったと思う。こういうこともできるのだなあと成長した。
歌詞は、メンヘラな、変態な感じを出してみたかった。結果、一方通行ストーカーの思考を現したものになった。
間奏から音が無くなり、突然鳴る感じは、ストーカー野郎から逃げて隠れていたところに、ばっとそれが現れて、キャーみたいな場面を想像した。

⑭待合室と髑髏

曲はHINTOさんの”トキメキドライ”と”かなしみアップデイト”をイメージして作った。縦横無尽なリードギターと相乗効果なリズムギター、キーボード、心地よいタイミングで鳴るリズム隊を目指した。
歌詞は2015年くらいに40度くらいの高熱を出して、病院の診察前。待合室で「なんか待合室って生と死の間だなあ」「死刑宣告を待つみたいだなあ」と思い、そんな感じを表現したかった。”しゃれこうべ”は最初彼岸花か何かの別名だったと勘違いしていたので、”咲く”とつけていた。頭蓋と気づいたが、言葉の響きはいいし、”髑髏が咲く”というのも意味合いとしては合うのでそのまま進めた。先延ばしにしても来るときは来る。手遅れになる前に、知ることは重要だ。
絵は、待合室イメージ。淡いクリーム色のソファ。ちなみに”目と目が合ったら・・・”のところで髑髏に赤色の瞳が浮かぶようになっている。気づいた人いるのかなあ。

おわりに

第3弾はここまでかな。ここまでで何となく曲の作り方みたいなものが手に馴染んできた感がある。なので、いよいよVocaloid『初音ミク』を使い始めようと思った、時期までの話である。

まだまだ曲は出ているので、4弾も書くつもりだ。忘れないように。

なので書いたよね。

「へー」とか、「ふーん」とか、思ってもらえれば、幸いで、幸せです。

アイキャッチ画像は下記より使用させていただきました。ありがとうございます。
フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com

コメント

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