25作目：お別れです

はじめましての方ははじめまして。
違う記事から来た方はいつもありがとうございます。

qwertです。25作目です。

この作品は、この場で語らせてほしい。
やりたいことは”どうしても吐き出さざるを得なかった”。

ヒトリエのライブ中止のニュースがネットに流れたとき、メンバの誰かがインフルエンザにでもなったのかと思った。翌日、wowakaさんの訃報に遭った。最初はツイッターの急上昇で知った。”wowaka”と”死”の言葉が並んでいるのを見て、前日の出来事が繋がって、フェイクニュースではないと悟った。その瞬間は、「あっ、死んだんだ」と呆気無く思った。自身のTwitterにお悔やみを書いた。この時は、まだ感情が追い付いていなかった。この後、指数関数的に喪失感に襲われた。もし、高校生の時にフジファブリックに出会っていたら、志村正彦さんが亡くなった時もそうなっていたのかもしれない。初めての経験だった。憧れの人がいなくなったのだ。
ペットが死んでしまって涙を流す人や福山雅治さんが結婚して会社を休んだ人の気持ちが分かった気がした。
この喪失感という化け物を何とか退治したかった。wowakaさんにできることが自分にあるだろうか、こんな状況をwowakaさんが見ていたらどう思うか。夜の街を歩きながら、歌を作っていた。そんなとき、”wowakaレス”と”お別れです”の相似性に気が付き、歌の軸が決まった。
もし、命が等価交換できるなら、僕のそれをあなたにあげたい。でも、そんなことをあなたは望まないだろう。僕は生きていくよ、あなたのそれを乗り越えて。